お菓子な社長の酔いどれ日記

カテゴリ:昔話し

 国語の時間が始まったのであります。先生が、「カス君、64ページの初めから読んでみてください」。「・・・・・」。「カス君呼ばれたら返事して」。「へ~~い」。「君は活舌が悪いね。ゆっくりと一つ一つの言葉をよく理解して読んでごらん」。

 「あれっ!1ページ読み飛ばしてるよ。自分で読んでいて、おかしいと思わない?戻って読み直してみて」。「・・・・・」。「都合が悪くなると黙ってしまうのはよくないよ。将来困ることになるよ」。

 「カス君、ふてくされて教室を出ていくのはよくないよ。ほかの人が解るように説明しないと!」。「・・・・・」。「カス君、君は休み時間になると下級生をいじめているらしいね。恫喝して弱い者いじめは良くないよ」

 「上級生が君をチヤホヤするのは、君を利用するためであって君のためにはならないよ。そのことを理解しないしないと、将来多くの人に迷惑をかけて誰からも相手にされなくなってしまうよ!」。

 Good Luck


 

 酔いどれ者は「であい」を大切にしている。名詞だけでも1万枚をはるか超えるから、2万人近くの人々とお会いしたことになる。昨夜昔の夢を見た。ちょうど40年前の。

 そのころは医薬品の開発をしていた。DESというホルモン系の物質にリン酸塩を結合すると抗がん効果があるということで、必死に合成した記憶がある。DESとポリリン酸の結合なので、理論的には難しいものではない。・・・・・が・・・・・!

 DESを溶媒に溶かし、液体のポリリン酸を滴下して熱を加えるのだが、どんなに条件を変えても不純物が多く合成され使い物にならない。・・・・・うなされるように、ここで夢から覚めた。正解はポリリン酸を溶媒に溶かし、粉体のDESを少しづつ投下することであった。

 これは理にかなわないのである。通常は粉体を溶媒に溶かし液体を滴下する。しかしDESとポリリン酸は逆の「であい」が必要なのであった。物質と物質の「であい」は時によって全く逆の結果を生むのだ。

 「であい」方によって人も全く異なる方向へ進むことになる。やはり「であい」は大切にしないといけない。・・・・・たまにはこんなことも書くのだ!

 Good Luck

 「バブルが崩壊し、低価格化の波が広範な商品分野を襲い、日本の流通体系を揺るがし始めている」。「流通中抜きで低価格化!卸売業淘汰の時代」。「値引き販売激化の食品業界」。「オープン価格も進む」。「リベートを減らし定価を下げる」。

 新聞や雑誌にこの手の見出しが日々ならんでいた時代である。この後、日本全体に金融危機が襲う。山一證券や北海道拓殖銀行が破綻、銀行は統合を繰り返しメガバンクが出来上がる。そして「失われた20年」が始まるのである。

 当時未来を予想した言葉は、今どうなっているであろうか?大きな者が勝ち残っていない。否、大きな者から滅んで行ったようにも見える。雨後の竹の子のように、新たな者が姿を現す。

 1995年、「WINDOWS95」が出現した。酔いどれ者は持っていたパソコンに、「WINDOWS95」のソフトをインストールした。明け方の3時、あのWINDOWSの旗が画面に踊った。その瞬間、「容量オーバー」の文字が!酔いどれ者が持っていたパソコンの容量はわずか240Mバイト。フロッピー1枚の容量に過ぎなかったのだ。・・・・・世の中の変化は速い!恐ろしいほど速い!!

 Good Luck

 1994年のスーパーマーケットの売り上げは、1位は2兆円を超したダイエー、2位はイトーヨーカ堂、3位は西友、以下ジャスコ、ニチイ、ユニー、長崎屋、イズミヤ、忠実屋、マルエツと続いていた。現在何社が残っているのであろうか?今の私たちは解っている。

 一方百貨店業界では、そごうが1992年に1兆2千億円を売り上げ、ナンバーワンの座を手にした。しかしバブル崩壊で限りなく売り上げを落としていった。そして2000年7月12日に民事再生手続きを申請した。

 1980年代、ダイエーの中内功氏とそごうの水島廣雄氏は「経営の神様」と言われた。しかし2000年には「〇〇〇」と言われたのであった。2000年7月にある雑誌のインタビューに水島氏が答えている。

 この時そごうは「6390億円の債権放棄」を銀行団に要請している。残念ながら、水島氏の答えに同感した人はいないであろう。時代の変化は激しく速い。その年、ソニーの出井社長は、「ITはドックイヤーと言って、1年で7年分のスピードで進んでいる」と言った。・・・・・現在はもっと速い!

 Good Luck

 最近は藤井聡太二冠の話題で持ちきりである。棋聖と王位の二冠を制し、専門誌「将棋世界」の表紙は毎月藤井聡太が飾っている。ここで26年前に遡ってみることにする。1994年である。

 この年は羽生善治が名人位を取り、「将棋を変える男」と呼ばれた。当時23歳で名人・棋聖・王位・王座・棋王と七大タイトルのうち五冠を占めた。「将棋そのものを変えていく男、なぜこんなに強いのか」と言われた。

 当時の新聞に羽生善治を語る解りやすい見出しがある、「攻守こなす万能型/局面の判断ずばり」。その後彼はこの五大タイトルを防衛しながら、残る竜王・王将の二大タイトルを奪取し、七大タイトル全てを保持することとなる。

 「やがて羽生を超える天才は出現するのであろうか?」26年前の問いがあった。答えは今出たが、10月9日から竜王戦の挑戦者に羽生が名乗りを上げた。しかも奪取に成功すれば通算100期タイトルを持つこととなる。・・・・・めぐりあわせとは、実に不思議なものである。

 Good Luck

 1994年、酔いどれ者の父が亡くなっている。あの日から、流通業はどう変化したのであろうか?次回から昔のファイルを引っ張り出してみる。



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